ホーム /読みもの /秋の外気浴|サウナがいちばん気持ちいいのは、たぶん今

秋の外気浴|サウナがいちばん気持ちいいのは、たぶん今

· 泊まり火編集部

サウナ好きが夏に薄々感じている本音がある。外気浴が、あまり気持ちよくない。水風呂から上がって椅子に座った瞬間はいいのだが、30秒もすると身体がまた汗をかき始める。冷たさの余韻が続かない。冬は冬で、寒さに追い立てられて2分で室内に戻ることになる。

夕暮れの空を見上げる人影
Photo: 0x010C / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)

秋は、その両方から解放される。気温が体温よりはっきり低いので、火照りが順当に引いていく。それでいて震えるほどではないから、目を閉じたまま長く座っていられる。空気が乾いているぶん、身体の表面から水分が抜けていく感じもはっきり分かる。外気浴という言葉が、いちばん字義どおりに機能する季節だと思う。

泊まり火に掲載している672軒のうち、サウナを備えるのは399軒。半分以上の宿で、この季節の恩恵を受けられる計算になる。

サウナストーンにかけられる水
Photo: Omegaosiris / CC0 (Wikimedia Commons)

湖を正面に置く: 奥洞爺倶楽部 OKU-TOYA CLUB

奥洞爺倶楽部 OKU-TOYA CLUB公式サイトよりグランピング北海道 · 洞爺湖奥洞爺倶楽部 OKU-TOYA CLUB最大4名 · 8,000円〜 / 人施設ページを見る →

洞爺湖を望む北海道・壮瞥町のキャビンスタイルグランピング。敷地内には独立したサウナ棟があり、薪の爆ぜる音を聞きながら温まったあと、洞爺湖を望む景色の中で外気浴ができる(60分1,500円・水着必須)。グランピングコンテナとトレーラーの各棟に個別のトイレ・シャワーを備え、提携果樹園での果物狩りやデッキでのBBQも楽しめる。料金の目安は約8,000円〜/人。北海道の秋は早いので、9月にはもう外の椅子が本気を出す。

川の音に囲まれる: 鴨川 SUP BASE

鴨川 SUP BASE公式サイトよりグランピング千葉県 · 鴨川鴨川 SUP BASE最大4名施設ページを見る →

都心から約90分、千葉・鴨川の小川のほとりに佇む1日3組限定のプライベートグランピング。「翠遊」「寂光」「澄懐」の3棟はそれぞれ趣が異なり、「澄懐」では木々に囲まれ川のせせらぎを聞きながらサウナと外気浴で整う体験ができる。国産ヒノキのサウナと露天風呂付きの棟や愛犬と泊まれる棟もあり、かずさ和牛などの房総プレミアムBBQを味わえる。都心から近いということは、金曜の夜に出て土曜の朝から整えるということでもある。

海風で冷ます: 日向ヴィレッジ

日向ヴィレッジ公式サイトよりグランピング宮崎県 · 日向日向ヴィレッジ最大6名施設ページを見る →

宮崎県日向市、日向灘を望む約7,500㎡のアウトドアリゾート。海辺に全5棟のドームテントが並び、国産ヒノキの本格バレルサウナ(水風呂付き)や貸切テントサウナをオプションで用意していて、宮崎の風のなかで外気浴を楽しめる。宮崎牛のグルメBBQや専用ドッグラン付きの棟もある。海沿いの外気浴は風が強い日ほど効く。冷え方が早いので、水風呂の時間は短めに調整するのがいい。

椅子の向きだけ、先に決めておく

貸切のサウナは、時間も温度も自分たちで決められる代わりに、段取りも自分たちの仕事になる。整えるコツはひとつで、外気浴の椅子をどこに置くかを、サウナに入る前に決めておくこと。水風呂から上がった直後の人間に、家具を運ぶ判断力は残っていない。

秋の日没は思ったより早い。夕方に一巡すると、二巡目には空の色が変わっている。

← 読みもの一覧へ