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秋は、犬の季節|アスファルトが冷めてからの旅
夏に犬と旅をしたことがある人なら、あの緊張感を知っている。日中は路面が熱くて歩かせられない。朝と夕方に散歩を寄せて、昼間は室内で過ごす。海や川に入れる宿を選んでも、駐車場から水辺までの数十メートルが問題になる。犬の体高は人間の腰より低いから、地面からの照り返しをまともに受ける。
秋は、その制約がまるごと外れる。同じ散歩コースが、時間帯を選ばずに歩ける道に変わる。人間のほうも上着一枚で外にいられるので、結果として犬と一緒に外にいる時間が一年でいちばん長くなる。犬連れの旅は、たぶんこの季節のためにある。
走る面積で選ぶ: なごみリゾートRun八ヶ岳

八ヶ岳高原・北杜市の広大な森に、わずか6棟のペット同伴コテージ。全棟にデッキから連なる約130㎡の専用ドッグランがあり、敷地内にはテニスコート約10面分にあたる約2,500㎡の大型ドッグラン(全面人工芝)も開放されている。全天候型のBBQスペースや宿泊者限定カフェ、陶板浴もあり、食事は甲州ワインビーフなどのグランピングBBQ。専用ドッグランの良さは、深夜でも早朝でもリードを外せることに尽きる。
湖と梨の秋: GRAN LAKE TOTTORI

鳥取・湯梨浜、東郷湖を望むレイクサイドのグランピングリゾート。全7棟のドームすべてに源泉かけ流しの東郷温泉と専用ダイニングを備え、湖畔のバレルサウナや万葉牛など地元食材の食事、カヌーや梨狩り体験も楽しめる。専用ドッグラン付きの愛犬同伴棟もある。鳥取の梨は秋の果物なので、犬と歩く旅程に人間側の楽しみを足しやすい季節でもある。
森の中で過ごす: 秩父別邸 木叢 -komura-

秩父の森に佇む全4室のプライベートリゾート。各スイートにプール・サウナ・半露天風呂・BBQ・フリーバーを備え、ドッグラン付きの愛犬同伴スイートもある。定員7名。西武秩父駅からの無料送迎(15時発・3日前まで要予約)があるので、車を出さずに犬と向かうこともできる。
秋の犬旅で、ひとつだけ気をつけること
過ごしやすいぶん、犬は自分で止まらない。夏なら勝手に日陰に入って休むのに、秋は走り続けてしまう。大型ドッグランのある宿ほど、飼い主の側で切り上げどきを決める必要がある。水は多めに、休憩は早めに。あとは、朝晩の冷え込みが本州でも急に強まる時期なので、短毛の犬には夜用の一枚を持っていくといい。
帰り道の車で、後部座席が静かになる。よく走った日の証拠は、たいていそれで分かる。